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その思い込みが落とし穴―夢をダメにする5つの方法(TED)

挫折する人

ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。

TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。

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TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。

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ベル・ペシ: 夢をダメにする5つの方法

ベル・ペシ: 夢をダメにする5つの方法

誰もが革新的商品を発明し、会社を興して成功をおさめ、ベストセラーを書きたいと願っています。でも、それを実現するのは、ほんの一握りの人たちだけです。ブラジルの起業家ベル・ペシは、私たちが信じがちな5つの神話を紹介し、それらが、あなたをいかに夢の実現から遠ざけるか語ります(約6分)。

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(1)「一夜の成功」を信じること

さっそく、夢をダメにする5つの方法を見ていきましょう。その1は、「一夜の成功」を信じることです。

あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。技術者が開発した、ある携帯アプリが大当たりして一夜で大もうけした。30分で考えた歌がミリオンセラーになった。一晩で書いた小説が大当たり……などなど。

これらの話は、とても『夢』がありますね。

しかし、ベル・ペシはこれらの夢物語に隠された真実を話し始めます。携帯アプリが大当たりして一夜で大もうけした技術者は、それまでに30ものアプリを開発しており、さらにしかるべき分野で修士課程を終えて博士号も取得して、さらに20年もの間、その道で研究を重ねてきた人でした。

30分で考えた歌がミリオンヒットの例でいうと、そもそもこの歌手には何十年にもおよぶキャリアがありました。小説家も子供のころから文章を書くのが好きな子でした。一夜の成功、一発逆転、アメリカンドリーム、成功を夢見る人たちにとってこの言葉はとても心地よい響きがあります。文字通り、人々に夢を見せてくれるでしょう。

しかし、忘れてはいけません。

鉱山から金を掘り当てるためには、まず鉱山まで行ってツルハシで山を切り崩す手間があることを。「一夜の成功」というのは、その瞬間までの人生で成し遂げたことを集大成させた結果に過ぎないのです。

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(2)誰かが答えを持っていると信じること

成功する人と成功しない人、その差はどこにあるのでしょうか。一つ例に出すと、成功者は地道で、成功しない人は近道を探します

その近道の最たるものが、誰かが答えを持っていると信じていることでしょう。

ゴールが『成功』に設定されている人は、とにかく一刻も早くそこに辿り着こうとします。成功しない人のなかには、成功者は特別なノウハウやコツを持っており、それを駆使した結果、いわゆる成功を収めたと思っている人がいます。

でも、あなたがいくら成功者と呼ばれる人からノウハウを聞いたとしても、一歩足を踏み出した先にはたくさんの選択肢があります。あなただけに用意された道(選択肢)を、自分自身で決めて進まなくてはいけないのです。

あなたの人生に、完ぺきな答えを持ち合わせている人など誰もいません。自分で考え、決断を重ねて、自分で前に進んで行かなければいけません。そして、道は無限に用意されています。進んでいく中で壁にぶち当たることもあるでしょう。しかし、それも成功するためには必要なことなのです。

しかし、どれほど説明しても成功しない人たちは豊かな創造力を駆使して、じつに見事な理由を並べ立てます。中田敦彦さんのYouTubeチャンネル、【夢をかなえるゾウ①】絶対に成功できない凡人の特徴でも、それが語られています。

正しい答えなどなく、答えは自分自身で見つけるものです。そして、見つける過程はとても地道だということを、忘れてはいけません。

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(3)成長が確実になったときに、そこに安住すること

いよいよ、自分が設定したゴールが見えてきたとしましょう。しかし、ここで安心してはいけないとベル・ペシは言います。物事が順調に進んでいても、このままいけば成功は確実視されているとしても、決して、立ち止まってはいけないと。

なぜでしょう。

そこで成功しても、時間は前に進みます。設定した成功はあくまで通過点のひとつにすぎません。次も同じような事をして、同じように物事を進めたら、ある程度の結果を出すことは出来るかもしれませんが、それは「そこそこ」の結果でしょう。

しかし、「そこそこ」ではダメだとベル・ペシは言います。

まだ伸びしろがあるなら、まだ自分には伸びしろがあると信じているならば、今まで以上に一生懸命に取り組み、更なる高みに向かうべきだと。その時点の成功に甘んじていてはいれば、あとは下り坂を転げ落ちるだけです。自分の可能性を感じているかぎり、立ち止まっている暇などないのです。

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(4)失敗を他人のせいにすること

  • すごいアイデアがあったけれど、投資家の見る目がなかった
  • 景気が悪くて、売れ行きが思わしくなかった
  • 良い人材がいなくてプロジェクトがうまくかった

成功しない人は、じつにたくさんの言い訳を思いつきます。そして、うまくいかなかった理由はまわりの環境にあると決まって言います。しかし、それは違います。あなたに夢があるなら、その夢を実現させるのはあなた自身の責任であって他人ではありません。

確かに、良い人材を見つけるのは大変かもしれません。景気が悪いときもあるでしょう。しかし、本当に素晴らしいと自負しているあなたのアイデアに対して、誰も投資せずに商品を買わないのなら、間違いなくその責任の一端はあなたにあります。

夢を思い描いた時、それをひとりで達成することは困難です。まわりの協力が必要になるときが必ずあります。協力者と手を取り合ったとしましょう。それでもあなたが描く夢を実現できないのならば、それは自分の責任であって他人のせいではないのです。

自分の夢に責任を持ちましょう。

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(5)結果がすべてだと信じること

大切なのは、夢そのものだとベル・ペシは言います。

登山やマラソン大会を思い浮かべると、話しは分かりやすいかもしれません。登山者やランナーにとって、山頂やフィニッシュラインがいわゆるゴール(成功地点)です。

山頂に上ったあと、ゴールテープを切ったあと、次に彼らを待っているのはなんでしょうか。それは下山する事であり、完走証をもらうこと。そうして、家に帰ることです。なにを当たり前のことを……と思われるかもしれません。しかし、成功も登山もマラソンも同じです。

あくまで、ゴールは通過点に過ぎません。立ち止まる場所ではないのです。

ベル・ペシも、人生は結果がすべてではありませんと言っています。もちろん結果を楽しむことも大切です。そのために頑張ってきたのですから。ただ、勘違いしないでほしいのは、ひとつの夢が叶ったからといって、そこから夢の世界が始まるわけではないのです。これまでの世界が一変し、幸せにあふれた場所になるわけでも、魔法の王国になるわけでもないのです。

前より少し景色は変わるかもしれませんが、いつもの日常が戻ってくるだけです。

あなたの夢をすべて、本当に叶える唯一の方法は、そこに至る旅を一歩一歩 楽しむことです。それが一番です。

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まとめ:人生は終わりなき旅

人生という旅はとてもシンプルで、一歩一歩時間を積み重ねて過ぎて行きます。歩みが順調なときもあれば、つまづくときもあるでしょう。順調ならお祝いしましょう。つまづいたときは、学びの機会と捉えましょう。

あなたがその都度、進んだ道で学び、お祝いできる機会になれば、きっと旅はもっと楽しいものになるはずです。しかし、5つの罠にかかってしまったらあなたの夢が台無しなる可能性があります。

もしつまづきそうになったら、365日のマーチでも歌いながら歩き続けてみてはいかがでしょうか。きっと、落とし穴やぬかるみから抜け出して前に進むことが出来るでしょう。

英語全文

I dedicated the past two years to understanding how people achieve their dreams. When we think about the dreams we have, and the dent we want to leave in the universe, it is striking to see how big of an overlap there is between the dreams that we have and projects that never happen. So I’m here to talk to you today about five ways how not to follow your dreams.

<全文を読む>▼クリック▼

One: Believe in overnight success. You know the story, right? The tech guy built a mobile app and sold it very fast for a lot of money. You know, the story may seem real, but I bet it’s incomplete. If you go investigate further, the guy has done 30 apps before and he has done a master’s on the topic, a Ph.D. He has been working on the topic for 20 years.

This is really interesting, I myself have a story in Brazil that people think is an overnight success. I come from a humble family, and two weeks before the deadline to apply to MIT, I started the application process. And, voila! I got in. People may think it’s an overnight success, but that only worked because for the 17 years prior to that, I took life and education seriously. Your overnight success story is always a result of everything you’ve done in your life through that moment.

Two: Believe someone else has the answers for you. Constantly, people want to help out, right? All sorts of people: your family, your friends, your business partners, they all have opinions on which path you should take: “And let me tell you, go through this pipe.” But whenever you go inside, there are other ways you have to pick as well. And you need to make those decisions yourself. No one else has the perfect answers for your life. And you need to keep picking those decisions, right? The pipes are infinite and you’re going to bump your head, and it’s a part of the process.

Three, and it’s very subtle but very important: Decide to settle when growth is guaranteed. So when your life is going great, you have put together a great team, and you have growing revenue, and everything is set — time to settle. When I launched my first book, I worked really, really hard to distribute it everywhere in Brazil. With that, over three million people downloaded it, over 50,000 people bought physical copies. When I wrote a sequel, some impact was guaranteed. Even if I did little, sales would be okay. But okay is never okay. When you’re growing towards a peak, you need to work harder than ever and find yourself another peak. Maybe if I did little, a couple hundred thousand people would read it, and that’s great already. But if I work harder than ever, I can bring this number up to millions. That’s why I decided, with my new book, to go to every single state of Brazil. And I can already see a higher peak. There’s no time to settle down.

Fourth tip, and that’s really important: Believe the fault is someone else’s. I constantly see people saying, “Yes, I had this great idea, but no investor had the vision to invest.” “Oh, I created this great product, but the market is so bad, the sales didn’t go well.” Or, “I can’t find good talent; my team is so below expectations.” If you have dreams, it’s your responsibility to make them happen. Yes, it may be hard to find talent. Yes, the market may be bad. But if no one invested in your idea, if no one bought your product, for sure, there is something there that is your fault. (Laughter) Definitely. You need to get your dreams and make them happen. And no one achieved their goals alone. But if you didn’t make them happen, it’s your fault and no one else’s. Be responsible for your dreams.

And one last tip, and this one is really important as well: Believe that the only things that matter are the dreams themselves. Once I saw an ad, and it was a lot of friends, they were going up a mountain, it was a very high mountain, and it was a lot of work. You could see that they were sweating and this was tough. And they were going up, and they finally made it to the peak. Of course, they decided to celebrate, right? I’m going to celebrate, so, “Yes! We made it, we’re at the top!” Two seconds later, one looks at the other and says, “Okay, let’s go down.” (Laughter)

Life is never about the goals themselves. Life is about the journey. Yes, you should enjoy the goals themselves, but people think that you have dreams, and whenever you get to reaching one of those dreams, it’s a magical place where happiness will be all around. But achieving a dream is a momentary sensation, and your life is not. The only way to really achieve all of your dreams is to fully enjoy every step of your journey. That’s the best way.

And your journey is simple — it’s made of steps. Some steps will be right on. Sometimes you will trip. If it’s right on, celebrate, because some people wait a lot to celebrate. And if you tripped, turn that into something to learn. If every step becomes something to learn or something to celebrate, you will for sure enjoy the journey.

So,five tips: Believe in overnight success, believe someone else has the answers for you, believe that when growth is guaranteed, you should settle down, believe the fault is someone else’s, and believe that only the goals themselves matter. Believe me, if you do that, you will destroy your dreams.

Thank you.

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