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鎧伝サムライトルーパー 第31話 あらすじ・みどころ

桜

鎧伝サムライトルーパーとは

『鎧伝サムライトルーパー』は、1988年4月30日から1989年3月4日まで、名古屋テレビを制作局としてテレビ朝日系列で毎週土曜に全39話が放送された、サンライズ制作のテレビアニメ。

キャッチコピーは「俺の心に鎧が走る!」。

1990年代はじめには一大ムーブメントを起こし、現在の声優ブームの先駆けにもなりました。今なお根強い人気があり、2022年には森口博子&草尾毅が歌う『サムライハート ~2022~』が全世界配信。

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ここでは、『鎧伝サムライトルーパー』の感想と見どころ、そして各資料を踏まえての考察をご紹介いたします。

第31話 伝説の鎧、輝煌帝 あらすじ

遼と当麻の元に、次々と妖邪兵が押し寄せてきます。その中を一点集中で突き進む遼と当麻の前に、遂に堕羅が現れました。果敢にも斬り込む遼ですが、征士達の鎧パワーを吸い取られて作られた剣が襲い掛かります。驚く遼に、堕羅は言い放ちます。

「今頃、奴らは城の地下にある鬼面堂で安らかな眠りにつこうとしておるわ!」

武器を振り回す堕羅に立ち向かうには、白い鎧の力が必要です。しかし、囚われた三人の力を吸収して白い鎧になれば、彼らの命も危なくなります。当麻は覚悟を決めると、妖邪兵の馬を奪ったあと、遼に「四つの光が空を駆けたら、迷わず白い鎧に武装しろ」と言い残して、ひとり阿羅醐城に向かって駆けて行きました。

<続きを読む(※ネタバレを含みます)>

その頃、鬼面堂にいる秀は、何も出来ない自分に焦りと諦めを感じていました。そんな秀に、征士は諦めたらチャンスを逃してしまうと諭します。とにかく今は待つしかないと言う征士に、気持ちを持ち直す秀でした。

一方、三魔将は阿羅醐に対して、今のうちに烈火を討つべきだと進言します。白い鎧になってしまったら、自分達では手が出せないと言う三魔将に、阿羅醐は何を恐れているのかと鼻で笑います。それでも苦言を続ける三魔将に、阿羅醐は地霊衆の長・芭陀悶大師を呼び寄せます。芭陀悶は、三魔将の前に姿を現わすと、白い鎧については語り始めました。

白い鎧は輝煌帝という名で、人間の心にある憎しみという暗黒面に光を与える存在であるというのです。しかし、輝煌帝の光はあまりに強く、その力が最大限に発揮されれば、世界をも消し去ることも可能だと語ります。阿羅醐は、そんな輝煌帝の鎧を芭陀悶たち地霊衆の力を借りて操り、我が物としようとしていたのでした。

その後も遼と堕羅の戦いは続いていました。超弾動・双炎斬をいともたやすく受け止めた堕羅の剣は、伸・征士・秀の必殺技を繰り出して、遼の身体を吹き飛ばします。遼に迫る危機を感じて、当麻の鎧が共鳴します。高台に上った当麻は、仲間達の元に届いてくれと阿羅醐城に向かって超弾動・真空破を放ちました。

地面を突き抜けて鬼面堂に突き刺さった天空の矢を見て、秀達は当麻が呼んでいることを悟り、鎧パワーを遼の元へと飛ばします。空を駆けていく三つの光を見て、当麻も遼の元へと鎧パワーを飛ばして、遼は遂に輝煌帝の鎧を発動させます。輝煌帝の鎧は堕羅の剣からも征士達の鎧パワーを吸い取り、無力化にします。ついに、堕羅は光の中へと消滅していったのでした。

高台にいる当麻は、妖邪兵に襲われていました。それを、遼と白炎が救います。妖邪兵を倒した二人は、征士達の安否を気にしながら、目の前に見える阿羅醐城を見つめるのでした。

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第32話につづく

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見どころ

  • 風の谷のナウシカの巨神兵を思わせる、顔の形をした岩々
  • わざわざ遼達に、征士達の居場所と現状を教えてあげる堕羅(やさしい)。
  • 白い鎧に対して、とにかく弱気の三魔将
  • 輝煌帝の真の力を見た者がいないわりに、言い伝えとして書物に詳しく記されている
  • 「我らも命がけじゃがの……」と言う芭陀悶。そもそも
  • 阿羅醐がちゃんと言ってあげていたのに、伸の「やっぱり(遼達)来たんだ!」。
  • 四人に鎧パワーを使ったら死ぬぞと散々言っていたのに、戦いを終えたあとは生きている事を普通に前提している遼

ここに注目!

小説版では、沙嵐坊・黒陽炎・餓執羅・砂竜人は現れませんが、堕羅と剣舞卿だけは出てきます。しかも堕羅は、遼が阿羅醐との戦いで目が覚めたあと、すぐに新宿に現れます。さらに、その場には迦遊羅と三魔将の姿もあって、テレビ版とは全く異なる展開となっています。

そんな小説版ですが、随所に文明社会の不気味さが書かれています。

東京の方向の空がぼんやり明るい。
深夜になっても衰えることない巨大なエネルギーの消費が、漆黒の闇を消し、夜という営みも消してしまうのだ。
(中略)
「おかしいもんだな……夜だというのに、空が明るいというのも……」
ナスティの思考を突然言葉にしたように、当麻が呟いた。
「あの中にいると、そんなことは感じない。でもこうして離れて見ると、いかにも不自然に見えるもんだな……」

鎧正伝 サムライトルーパー 英魂篇より

放送開始から約30年が流れた今でも、著者の方が小説に込めたメッセージは、私達の心に文明社会の危うさを語り掛けているように思います。自然が不自然に変わっていく不気味さと、その中で生まれる人の心の光と闇。

今なお鎧伝サムライトルーパーという作品が色褪せないのは、このような深いテーマも根底に流れているからではないでしょうか。

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第32話につづく

刀
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