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考えるよりも先に動こう―ボランティア消防士が語る人生の教え(TED)

消防士

ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。

TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。

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TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。

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マーク・ベゾス: ボランティア消防士が語る人生の教え

マーク・ベゾス: ボランティア消防士が語る人生の教え

ボランティア消防士のマーク・ベゾスが、勇敢な行為についての話を語ります。それは想像していたようなものとは違いましたが、彼にとって大きな教えとなりました(約4分)。

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ヒーローになりたい!

普段、マーク・ベゾスはロビンフッド財団で組織開発の責任者として働き、日々貧困と戦っています。それ以外の時は、ボランティア消防団の副団長として、火事とも戦っています。幸いなことにマーク・ベゾスの住む町では、本職の消防団が非常に高い技能持っているため、ボランティア消防団が活動を行うためには、一刻も早く現場に着くことが勝負になっています。

なぜなら、現場に到着した時にはすでにやることがなにもない、ということに遭遇しかねないからです。

火事が起きて、初めてボランティアの呼び出しがかかった時、マーク・ベゾスは二番目の速さで現場に到着しました。状況を確認すると、マーク・ベゾスにはまだ仕事が十分に残っている様子でした。しかし、うかうかしてはいられません。急いで団長のところに行かないと、他のボランティアに仕事を取られてしまうからです。

時刻は真夜中、雨が打ち付けるように降っていました。マーク・ベゾスが団長を見つけた時、団長は火事が起きた家主の女性と話しをしていました。家主の女性を見ると、パジャマ姿で素足のままです。団長は、傘をさして立っている家主の女性に寄り添うように、話しをしていましたが、駆け付けたマーク・ベゾスをはじめとするボランティア消防団に気が付くと、すぐに仕事を割り振りました。

マーク・ベゾスより先に現場に着いて団長のところに行ったボランティアは、団長から「犬を助けるように」と指示されます。

犬ですよ! 羨ましくてたまりませんでした。

The dog! I was stunned with jealousy.

つぎはどんな仕事を割り振られるのだろうと、マーク・ベゾスはドキドキしながら待っていました。すると、団長は思いがけない言葉を彼に告げたのです。

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容赦ない現実と思いがけない手紙

なんと、団長がマーク・ベゾスに頼んだ仕事は、2階の部屋から女性の靴を取ってくることでした。正直、マーク・ベゾスはガッカリします。自分より先に着いたボランティアは犬の救助を頼まれたのに、自分は靴を取ってくることだったのですから。到着するのが5秒違いだったことも、悔しさに拍車をかけました。

しかし、落ち込んでもいられません。すぐにマーク・ベゾスは家に入り階段をのぼって2階に向かいます。家の中は、ほぼほぼ火が鎮火していました。“本物”の消防士のわきを通りながら、指示された部屋から靴を取ってきました。

私は靴を持って1階に下り、玄関のところで宿敵(最初に到着したボランティア)とお犬様に会いました。

私たちは取ってきたお宝を外で家主に渡し、当然のことながら犬の方が靴よりもずっと注目されました。

I carried my payload back downstairs where I met my nemesis and the precious dog by the front door.

We took our treasures outside to the homeowner, where, not surprisingly, his received much more attention than did mine.

しかし数週間後、思いがけない手紙が消防団に届きます。それは被害に遭った家主の女性からで、手紙には火事の救助にかけつけてくれたことへのお礼が書かれていました。ここで驚くべきことが起きます。なんと、親切な行為として真っ先に感謝が記されていたのは、『誰かが靴まで持って来てくれた』ことだったのです。

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大切なのは、規模の大きさではない

本来の仕事と、ボランティアの仕事を続けていく中で、マーク・ベゾスは多くの事を体験しました。

私が学んだのはどちらも重要だということです。

And you know what I’ve learned? They all matter.

巨大な規模の親切な活動も、個人単位での思いやりや勇気に満ちた行為も、そのどちらも素晴らしいことです。ですが、どちらかが優れて、どちらかが劣っているわけではありません。靴も犬も女性にとってはどちらも大切な存在であったのと同じように、すべての人助けのそのどれもが素晴らしい行為なのです。

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まとめ:目の前にあるチャンスを逃さず救おう

待っているだけではダメだ」とマーク・ベゾスは言います。

さらに、自分が大金を稼いでから誰かの人生を変えようという考えを改めて、与えられるものがあるのならば、今それを与えて下さいと彼は言葉を続けます。規模の大小ではありません。困っている人がいたら手を差し伸べたり、近くの公園を掃除したり、道路に落ちているゴミを拾ったり……。周りを見れば、私たちに出来ることはたくさんあります。

誰かの命を救う機会は毎日訪れるものではありませんが、誰かに影響を与える機会は毎日あります。

その機会を逃さず、靴を救うのです。

Not every day is going to offer us a chance to save somebody’s life, but every day offers us an opportunity to affect one.

So get in the game. Save the shoes.

こうなったらあんなことがしたい、こんなことをしてみようと、行動に条件付けをしていませんか?まずは、いま、目の前にあることから取り組むことからはじめてみましょう。

英語全文

Back in New York, I am the head of development for a non-profit called Robin Hood. When I’m not fighting poverty, I’m fighting fires as the assistant captain of a volunteer fire company. Now in our town, where the volunteers supplement a highly skilled career staff, you have to get to the fire scene pretty early to get in on any action.

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I remember my first fire. I was the second volunteer on the scene, so there was a pretty good chance I was going to get in. But still it was a real footrace against the other volunteers to get to the captain in charge to find out what our assignments would be. When I found the captain, he was having a very engaging conversation with the homeowner, who was surely having one of the worst days of her life. Here it was, the middle of the night, she was standing outside in the pouring rain, under an umbrella, in her pajamas, barefoot, while her house was in flames.

The other volunteer who had arrived just before me — let’s call him Lex Luther — got to the captain first and was asked to go inside and save the homeowner’s dog. The dog! I was stunned with jealousy. Here was some lawyer or money manager who, for the rest of his life, gets to tell people that he went into a burning building to save a living creature, just because he beat me by five seconds. Well, I was next. The captain waved me over. He said, “Bezos, I need you to go into the house. I need you to go upstairs, past the fire, and I need you to get this woman a pair of shoes.” I swear. So, not exactly what I was hoping for, but off I went — up the stairs, down the hall, past the ‘real’ firefighters, who were pretty much done putting out the fire at this point, into the master bedroom to get a pair of shoes.

Now I know what you’re thinking, but I’m no hero.

I carried my payload back downstairs where I met my nemesis and the precious dog by the front door. We took our treasures outside to the homeowner, where, not surprisingly, his received much more attention than did mine. A few weeks later, the department received a letter from the homeowner thanking us for the valiant effort displayed in saving her home. The act of kindness she noted above all others: someone had even gotten her a pair of shoes.

In both my vocation at Robin Hood and my avocation as a volunteer firefighter, I am witness to acts of generosity and kindness on a monumental scale, but I’m also witness to acts of grace and courage on an individual basis. And you know what I’ve learned? They all matter. So as I look around this room at people who either have achieved, or are on their way to achieving, remarkable levels of success, I would offer this reminder: don’t wait. Don’t wait until you make your first million to make a difference in somebody’s life. If you have something to give, give it now. Serve food at a soup kitchen. Clean up a neighborhood park. Be a mentor.

Not every day is going to offer us a chance to save somebody’s life, but every day offers us an opportunity to affect one. So get in the game. Save the shoes.

Thank you.

Bruno Giussani: Mark, Mark, come back.

Mark Bezos: Thank you.

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