ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。
TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。
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TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。
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デレク・シヴァーズ: 目標は人に言わずにおこう
素晴らしい計画を思いついたとき、私たちはそれを誰かに話そうと考えます。しかし、目標は秘密にしておいた方が良いとデレク・シヴァーズは言います。彼は1920年代まで遡る研究を援用しながら、自分の野心について話すことはその実現の見込みを下げる可能性があることを示しています。(約4分)
[PR]まずは無料カウンセリング”続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」人間は、目標を口にするとそれが達成したと勘違いする生き物
あなたは、自己啓発書を読んだ際に、『目標を決めたら周りの人に宣言しましょう』というような文章を見たことはありませんか?
本当にそうでしょうか?
デレク・シヴァーズは、それらの目標を宣言する行為に疑問を投げかけています。なぜならば、人は自分の掲げた目標を他人に宣言すると、まだなにも行動に移していないのに、それがすでに達成したと勘違いしてしまう生き物だからです。
目標を口に出して話すときは、とてもいい気分です。高揚感すら感じることもあるでしょう。しかし、その感情がひょっとしたらあなたから成功を遠ざけているのかもしれません。
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目標を人に話すことで、実現の可能性を下げてしまう例は心理学の実験で何度となく示されています。古いデータだと、1920年の時にすでに論文が出ています。
目標を目指すときには、実現のために必ず踏むべき段階があり、やるべき苦しい作業があります。ダイエットを例に出せば、日々の食事制限と、定期的に行う適度な運動がそれにあたります。
周りの人にダイエットを宣言し、そのとおり実行している人はどれほどいるでしょうか。大半の人は、半年経っても体重が減らないばかりか、生活もなにひとつ変わっていないという、笑えない結果になっていませんか?
ダイエットのために買った健康器具も、買った事で満足して家の肥やしになっていませんか?
SNSなどに目標を書き込むことも、他人に言うのと同じ結果をもたらす場合があります。
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2009年に行われた実験では、被験者163人に4つのテストを受けさせました。
テスト前にそれぞれの個人目標を書いてもらい、半分の被験者には個人目標を言ってもらい、残りは黙っていてもらいました。テスト時間は45分間与えられ、自分の自己申告した点数に向けて、被験者に作業をしてもらいました。
被験者には、途中でやめてもいいと告げられています。
結果は、黙っていた被験者は時間をめいいっぱい使って最後まで取り組み、目標を宣言した被験者は平均33分を過ぎたところで止めてしまいました。黙っていた被験者は、「時間があればまだ出来た」と言い、目標を宣言した被験者は「ゴールにずいぶん近づいた気がする」と答えました。
この結果から見ても、目標を宣言することが自己実現の妨げになっていることがわかります。本当にかなえたい夢があっても、それを人にペラペラと喋ることが得策ではありません。
しかし、人に自己目標を言いたくなったらどうすればいいでしょう。トークのさいごに、デレク・シヴァーズはこう言っています。
言わなければならない場合にも、満足感を与えないように言えばよいのです。たとえば―
「今度のマラソン大会で走りたいから、週5日トレーニングしなきゃいけないんだ。サボっていたら喝を入れてくれない?」
But if you do need to talk about something, you can state it in a way that gives you no satisfaction,
such as, “I really want to run this marathon, so I need to train five times a week and kick my ass if I don’t, okay?”
あなたがもし、誰かに自己目標を言いたくなったらお口にチャックをしましょう。そして、何も言わないところからはじめてみると、早く夢がかなうかもしれません。
英語全文
Everyone, please think of your biggest personal goal. For real — you can take a second. You’ve got to feel this to learn it. Take a few seconds and think of your personal biggest goal, okay? Imagine deciding right now that you’re going to do it. Imagine telling someone that you meet today what you’re going to do. Imagine their congratulations and their high image of you. Doesn’t it feel good to say it out loud? Don’t you feel one step closer already, like it’s already becoming part of your identity?
<英語全文を読む>
So, let’s look at the proof. 1926, Kurt Lewin, founder of social psychology, called this “substitution.” 1933, Vera Mahler found, when it was acknowledged by others, it felt real in the mind. 1982, Peter Gollwitzer wrote a whole book about this and in 2009, he did some new tests that were published.
It goes like this: 163 people across four separate tests — everyone wrote down their personal goal. Then half of them announced their commitment to this goal to the room, and half didn’t. Then everyone was given 45 minutes of work that would directly lead them towards their goal, but they were told that they could stop at any time. Now, those who kept their mouths shut worked the entire 45 minutes, on average, and when asked afterwards, said that they felt that they had a long way to go still to achieve their goal. But those who had announced it quit after only 33 minutes, on average, and when asked afterwards, said that they felt much closer to achieving their goal.
So, if this is true, what can we do? Well, you could resist the temptation to announce your goal. You can delay the gratification that the social acknowledgement brings, and you can understand that your mind mistakes the talking for the doing. But if you do need to talk about something, you can state it in a way that gives you no satisfaction, such as, “I really want to run this marathon, so I need to train five times a week and kick my ass if I don’t, okay?”
So audience, next time you’re tempted to tell someone your goal, what will you say? (Silence) Exactly, well done.
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